新バイオテクノロジーテキストシリーズ植物バイオテクノロジー

著者:東北大学名誉教授 池上正人
分野:理学
ページ数:232
判型:A5
ISBN:978-4-8446-0859-2
定価:本体 2,500円 + 税
バイオテクノロジーは、生物のもっているさまざまな機能を合理的に利用する技術である。
本書は、植物バイオテクノロジーに興味をもつ大学農学部、農業短期大学、専門学校の学生に向けて執筆された。
専門分野への導入部分として、植物細胞の構造など基礎分野の章を設け、初学者にも手に取りやすい構成となっている。
(*日本バイオ技術教育学会が実施する上級バイオ技術者認定試験へ対応)
目次正誤表追加情報
第1章 植物バイテクの基礎
1.1 植物の細胞と組織
1.2 植物細胞の構造と機能
1.3 物質代謝における同化と異化
1.4 植物の生殖、発生と恒常性の維持
1.5 植物ホルモンとその生理作用
1.6 トランスポゾン
1.7 植物ウイルス
まとめ

第2章 植物細胞組織培養
2.1 種子植物の細胞組織培養研究の発展
2.2 培地の組成
2.3 不定胚形成の様式
2.4 遊離細胞培養と単細胞培養
2.5 プロトプラストの単離、培養とプロトクローンの利用
2.6 プロトプラストによる細胞融合とその方法
2.7 培養苗の大量増殖
2.8 茎頂培養とウイルスフリー植物
2.9 葯培養、花粉培養と偽受精胚珠培養
2.10 胚培養、胚珠培養と子房培養
2.11 ソマクローン変異体の選抜
2.12 順化
2.13 人口種子
まとめ

第3章 植物の形質転換
3.1 Agrobacterium tumefaciensによるクラウンゴール形成機構
3.2 植物の形質転換 –アグロバクテリウム法
3.3 アグロバクテリウム法を用いたイネの形質転換
3.4 選択マーカー遺伝子を含まない形質転換植物の作製法
3.5 葉緑体への外来遺伝子導入
3.6 直接遺伝子導入法による植物の形成転換とトランジェントアッセイ
3.7 トランジェントアッセイとレポーター遺伝子
3.8 植物がウイルスから身を守る防御機構 –RNAサイレシング
3.9 遺伝子発現抑制制法 –アンチセンス法
3.10 遺伝子組換え植物(形質転換植物)
3.11 遺伝子組換え作物の安全性評価
3.12 世界における遺伝子組換え作物栽培の現状
3.13 DNAによる品種・系統識別法
まとめ

第4章 ゲノム解析
4.1 cDNA ライブラリーの作製とcDNAの解析
4.2 DNA配列にもとづくDNAマーカー
4.3 ゲノムライブラリーの作製
4.4 塩基配列の決定とアノテーション
4.5 遺伝子の並び方を決めるのに用いられる
   クロモソームウオーキング(染色体歩行)
4.6 遺伝子の単離法
4.7 ゲノム編集
4.8 遺伝子発現解析のためのマイクロアレイ法
4.9 プロテオーム解析
4.10 バイオインフォマティックス
まとめ
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