【刊行予定】入門テキスト Well-Beingを目指す技術者倫

著者:木村礼夫(株式会社ジェイアール総研エンジニアリング / 東京農業大学・国士舘大学 非常勤講師)
分野:工学一般
ページ数:212
判型:A5
ISBN:978-4-8446-0993-3
定価:本体 2,500円 + 税
 技術の目的とは何でしょう。技術の目的は、生活の安全性や利便性の向上など、その多くは良いこと、つまり“Well-Being”にあると思いつくのではないでしょうか。そこで本書では、技術の目的を“Well-Being を目指すこと”に設定しました。
 何も意識せずに活動しWell-Being に向かうことはごくまれでしょう。しかしながら、具体的な行動を示すことも難しいのが現実です。強いてあげるならポジティブに取り組むことです。なぜなら、ネガティブなマインドは逃げ道を探しますが、ポジティブなマインドはチャンスを見つけるからです。
 本書は「技術や技術者の目標はWell-Being である」、「技術者は幸福であるべき」をコンセプトに技術者倫理の入門テキストをイメージして執筆しました。
 本書が、技術者倫理に取り組む人が必要な知識を理解し、それをポジティブに実践することの重要性について考えるきっかけになれば幸いです。
目次正誤表追加情報
第1章 技術者倫理・・・その前に
1-1 技術と技術者
1-2 倫理について
1-3 技術者倫理と法令
1-4 公衆と技術者
1-5 不正とは

第2章 技術者倫理をどうとらえるか
2-1 技術者倫理とは
2-2 なぜ技術者倫理が必要なのか
2-3 技術者倫理を整理する
2-4 技術職は専門職か
2-5 技術者倫理の知識と実践
2-6 どこで実践するか

第3章 技術者倫理を考えるポイント
3-1 利益相反とは
3-2 トレードオフとは
3-3 線引き問題とは
3-4 注意義務とは
3-5 説明責任とは
3-6 公益通報とは

第4章 安全とリスクについて考える
4-1 安全とは
4-2 リスクについて
4-3 リスクマネジメント
4-4 ヒューマンエラーについて
4-5 いかに安全を確保するか

第5章 環境と技術者倫理
5-1 環境問題とは
5-2 環境問題をどうとらえるか
5-3 環境問題との関わり方

第6章 技術者の課題
6-1 継続的な技術研さん
6-2 知的財産
6-3 グローバルな活動

第7章 事例を理解する
7-1 実事例の紹介
7-2 良い事例について
7-3 創作事例について

第8章 技術者倫理を実践する
8-1 技術者倫理を阻害するもの
8-2 なぜ不正はなくならないのか
現在お知らせするものはありません。
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