【刊行予定】基礎から実践 鋼構造

著者:編著者:大垣賀津雄(ものつくり大学技能工芸学部建設学科 教授)  著者:中村一史(東京都立大学都市環境学部都市基盤環境学科 教授) / 大山理(大阪工業大学工学部都市デザイン工学科 教授) / 石川敏之(関西大学環境都市工学部都市システム工学科 教授) / 宮下剛(名古屋工業大学 特任教授)
分野:土木工学
ページ数:320
判型:B5
ISBN:978-4-8446-0975-9
定価:本体 3,800円 + 税
大学専門課程の講義に最適なテキスト。
専門用語や設計式は実務での設計や施工計画の参考にもなるように解説しました。
鋼製の橋梁だけではなく、建築鉄骨・鉄塔・水門・水圧鉄塔などの鋼構造物にも対応。
各章に設けた章末問題で、より理解を深められる構成です。
目次正誤表追加情報
第1章 総論
1.1 鋼構造物の歴史
 1.1.1 鉄の構造的使用の始まり
 1.1.2 鋳鉄から錬鉄へ
 1.1.3 わが国ヘの鉄構造の導入
 1.1.4 鋼の出現
 1.1.5 鋼構造物の発展
1.2 鋼構造の種類
 1.2.1 建築鉄骨
 1.2.2 水圧鉄管
 1.2.3 水門
 1.2.4 貯蔵タンク
 1.2.5 その他の構造物
1.3 鋼構造の特徴
 1.3.1 構造物の要求性能
 1.3.3 鋼構造の特徴
1.4 本書の構成

第2章 鋼材
2.1 鋼材の製造と加工
2.2 鋼材の力学特性
 2.2.1 鋼材の破壊
 2.2.2 鋼材の延性と応力とひずみの関係
 2.2.3 じん性(衝撃強さ)
 2.2.4 疲労強度
 2.2.5 遅れ破壊
2.3 鋼材の種類と規格
 2.3.1 鉄鋼材料の分類
 2.3.2 構造用鋼
2.4 構造物に適用される合金鋼,非鉄金属材料
 2.4.1 ステンレス鋼(SUS)
 2.4.2 アルミニウム合金
 2.4.3 クラッド鋼

第3章 構造設計
3.1 作用
 3.1.1 作用の種類
 3.1.2 作用の大きさ
3.2 設計・照査の方法
 3.2.1 許容応力度設計法
 3.2.2 限界状態設計法
 3.2.3 わが国における鋼橋の設計法
3.3 鋼橋の構造形式
3.4 橋梁の構成

第4章 引張部材
4.1 引張力に対する照査
4.2 ケーブルの種類と設計法
 4.2.1 ロープおよびケーブルの構成
 4.2.2 道路橋示方書で規定されるケーブルの特性値と限界状態
 4.2.3 ケーブルの定着具
 4.2.4 ケーブルの疲労耐久性
 4.2.5 ケーブルの防食
4.3 ケーブル

第5章 圧縮部材
5.1 圧縮部材の座屈による事故
5.2 柱の座屈
 5.2.1 柱の座屈荷重
 5.2.2 細長比パラメータと有効座屈長
 5.2.3 偏心荷重を受ける柱や初期たわみのある柱の座屈荷重
 5.2.4 残留応力が柱の座屈荷重に及ぼす影響
 5.2.5 柱の耐荷力
 5.2.6 建築鋼構造の曲げ座屈曲線
5.3 無補剛板の座屈
 5.3.1 無補剛版の座屈応力
 5.3.2 無補剛板の耐荷力
5.4 補剛板の座屈
5.5 全体座屈と局部座屈の連成
5.6 圧縮部材の設計
 5.6.1 全体座屈に対する照査
 5.6.2 局部座屈に対する照査
 5.6.3 細長比の制限
 5.6.4 孔あき板
 5.6.5 鋼管構造の局部座屈

第6章 曲げ部材
6.1 曲げ耐力
 6.1.1 降伏モーメントと全塑性モーメント
 6.1.2 せん断遅れとフランジの有効幅
 6.1.3 横倒れ座屈
 6.1.4 基準耐荷力
6.2 せん断耐力
 6.2.1 薄肉断面部材のせん断応力
 6.2.2 開断面のせん断応力
 6.2.3 閉断面のせん断応力
 6.2.4 基準耐荷力
 6.2.5 プレートガーダーの局部座屈
6.3 曲げ部材の設計
6.4 たわみ
6.5 振動

第7章 部材の接合
7.1 接合の概要
7.2 溶接接合
 7.2.1 溶接の特徴
 7.2.2 溶接法の分類
 7.2.3 溶込みによる分類
 7.2.4 溶接残留応力と溶接による変形および溶接の欠陥
 7.2.5 溶接継手の有効断面
 7.2.6 溶接継手の設計
 7.2.7 溶接継手の留意点
 7.2.8 溶接継手の疲労
7.3 高力ボルト接合
 7.3.1 一般
 7.3.2 摩擦接合
 7.3.3 支圧接合
 7.3.4 引張接合
7.4 その他の接合
 7.4.1 リベット接合
 7.4.2 スレッドローリングねじによる接合
 7.4.3 片側施工高力ボルトを用いた摩擦接合
 7.4.4 ピン結合
 7.4.5 接着接合
7.5 部材の連結
 7.5.1 鋼桁の接合部
 7.5.2 トラス格点の接合部
 7.5.3 柱基部の接合部

第8章 鋼桁構造
8.1 床版および床組
 8.1.1 概説
 8.1.2 鉄筋コンクリート(RC)床版
 8.1.3 床版の設計曲げモーメント
 8.1.4 床組
 8.1.5 鋼床版
8.2 プレートガーダー橋
 8.2.1 概説
 8.2.2 設計の基本
 8.2.3 腹板の設計
 8.2.4 補剛材
 8.2.5 現場継手
 8.2.6 横構および対傾構
8.3 箱桁橋
 8.3.1 概説
 8.3.2 ダイヤフラムの設計
 8.3.3 圧縮補剛板の設計
8.4 連続橋,ゲルバー橋
 8.4.1 連続橋
 8.4.2 ゲルバー橋
8.5 斜橋および曲線橋
 8.5.1 斜橋
 8.5.2 曲線橋
8.6 少数主桁橋

第9章 複合構造
9.1 複合構造
 9.1.1 定義
 9.1.2 特長
9.2 合成桁橋
 9.2.1 概要と形式
 9.2.2 コンクリート床版の有効幅
 9.2.3 合成桁の断面定数
 9.2.4 合成桁の経時挙動
 9.2.5 ずれ止め
 9.2.6 合成桁断面の曲げ耐力
 9.2.7 弾性合成桁
9.3 合成床版
9.4 合成柱
9.5 混合構造
9.6 鋼部材、コンクリート部材と繊維強化樹脂(FRP)の合成

第10章 トラス,アーチ,ラーメン構造
10.1 トラス構造
 10.1.1 トラス構造
 10.1.2 平面トラスの影響線
10.2 アーチ構造
 10.2.1 アーチ構造
 10.2.2 アーチ構造の力学特性
10.3 ラーメン構造
 10.3.1 ラーメン構造
 10.3.2 ラーメン構造の部材の設計
 10.3.3 ラーメン構造の隅角部の設計

第11章 吊形式構造
11.1 吊形式構造の構造特性と解析法
 11.1.1 吊形式構造の基本特性
 11.1.2 連続体としての吊橋の解法
 11.1.3 吊形式構造のモデル化と解析法
 11.1.4 風よる作用と耐風設計
11.2 吊橋
 11.2.1 主ケーブルの変遷と架設方法
 11.2.2 主な形式と構造特性
11.3 斜張橋
 11.3.1 斜張橋の変遷と適用支間
 11.3.2 斜ケーブルシステムの特徴と設計
 11.3.3 各部材の構造特性
11.4 その他の吊形式構造

第12章 製作,架設
12.1 工場製作
 12.1.1 性能評価
 12.1.2 品質管理
 12.1.3 製作ライン
 12.1.4 切断,孔あけ
 12.1.5 組立て,溶接
 12.1.6 検査
 12.1.7 仮組立
 12.1.8 塗装
 12.1.9 材料特性による防食方法
 12.1.10 保管、輸送
12.2 現場架設
 12.2.1 架設計画
 12.2.2 仮設備
 12.2.3 架設工法
12.3 製作,架設における技術動向
 12.3.1 施工管理におけるDX
 12.3.2 リモートコンストラクション
 12.3.3 BIM/CIM
 12.3.4 VRによるシミュレーション
 12.3.5 3Dプリンタによる構造物の施工
 12.3.6 モジュール化
 12.3.7 AIの導入
 12.3.8 スマートシティ

第13章 維持管理
13.1 鋼構造物の損傷と維持管理
 13.1.1 損傷の発生要因
 13.1.2 ライフサイクルの考え方
13.2 防さび・防食
13.3 腐食に対する補修・補強
 13.3.1 鋼板当て板による補修・補強
 13.3.2 CFRP接着による補修・補強
13.4 疲労に対する補修・補強
 13.4.1 疲労き裂の予防保全
 13.4.2 疲労き裂の応急処置
 13.4.3 疲労き裂の恒久対策
13.5 その他の損傷に対する対策
 13.5.1 耐震補強
 13.5.2 火災に対する対策
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