理工図書ライブラリ

技術士を目指して

選択科目 道 路

建設部門

書籍情報

著者 元田良孝・中村俊行・塚田幸広・久保和幸著
ジャンル 土木
発行年月 2009年03月
ISBN ISBN978-4-8446-0739-7
価格 3,360円(本体価格 3,200円)

まえがき

21世紀を迎え,わが国では社会の成熟と社会資本整備の進捗,政府の財政難など近年の情勢は大きく変化している.また国民の少子高齢化が進み,急速に高齢化社会となってきている.このため道路に関しても以下に示すような大きな変化があった.

平成12年には交通バリアフリー法が施行され,高齢者や身体障害者に配慮した道路づくりが求められている.また人口は平成17年に初めて減少に転じ,一貫して増加してきた交通量も減少の可能性が現実のものとなってきている.さらに社会の成熟は住民の意識を向上させ,道路建設や維持管理にパブリックインボルブメント(住民参加)が必要となってきた.

第二次大戦後,一貫して造ることが主体であった道路もある程度の蓄積がなされ,社会資本のマネジメントなど,どのように道路を使っていくかが問題となるようになった.それとともに年々古くなってゆく膨大な道路ストックの更新や維持管理も重要な問題となってきている.またバブル経済以来蓄積された政府の巨額債務は国や地方の財政を圧迫し,コストダウンなど,より効率的な道路建設が必要になってきた.さらにこのような社会的背景から組織改革も進み平成13年には旧建設省など4省庁が統合して国土交通省が誕生し,平成17年には道路関係四公団が民営化と一部分割化され,道路に関する政府の組織も大きく変化した.

もくじ

  • 第1章 総   論
  • 1.1 道路の現況と種類
  • 1.1.1 交通の現況
  • 1.1.2 道路整備の現況
  • 1.1.3 道路の種類
  • 1.2 道路行政
  • 1.2.1 法   律
  • 1.2.2 道路行政の組織
  • 1.2.3 道路の財源
  • 1.2.4 有料道路制度
  • 1.2.5 道路行政マネジメント
  • 1.3 道路の機能と整備効果
  • 1.3.1 道路の機能
  • 1.3.2 道路の整備効果
  • 第2章 調査・計画
  • 2.1 道路計画の手順
  • 2.2 道路整備の上位計画
  • 2.2.1 第五次全国総合開発計画
  •     「21世紀の国土のグランドデザイン」(五全総)
  • 2.2.2 道路整備五箇年計画と社会資本整備重点計画
  • 2.2.3 高規格幹線道路網計画
  • 2.2.4 地域高規格道路
  • 2.3 交通量の調査,推計
  • 2.3.1 交通の調査
  • 2.3.2 交通量の推計
  • 2.4 路線計画
  • 2.5 環境,文化財
  • 2.5.1 道路整備と環境対策
  • 2.5.2 道路事業に係る環境影響評価制度
  • 2.5.3 道路景観
  • 2.5.4 道路緑化
  • 2.5.5 文 化 財
  • 第3章 幾何構造設計
  • 3.1 道路設計
  • 3.1.1 道路設計の基本
  • 3.1.2 設計車両等
  • 3.1.3 建築限界
  • 3.2 道路の区分と設計速度
  • 3.2.1 道路の区分
  • 3.2.2 設計速度
  • 3.2.3 設計区間
  • 3.3 交通容量
  • 3.3.1 交通容量の種類
  • 3.3.2 交通容量の影響要因
  • 3.3.3 単路部の交通容量
  • 3.3.4 平面交差点の交通容量
  • 3.3.5 ランプの交通容量
  • 3.4 横断構成
  • 3.4.1 概   説
  • 3.4.2 各横断構成の基本
  • 3.5 線   形
  • 3.5.1 概   説
  • 3.5.2 平面線形
  • 3.5.3 縦断線形
  • 3.5.4 視   距
  • 3.5.5 横断勾配と合成勾配
  • 3.6 交差接続
  • 3.6.1 平面交差
  • 3.6.2 立体交差
  • 3.6.3 インターチェンジ
  • 第4章 構造物の計画・設計・施工
  • 4.1 土構造物
  • 4.1.1 土   工
  • 4.1.2 のり面工
  • 4.1.3 擁   壁
  • 4.1.4 軟弱地盤対策
  • 4.1.5 排水施設
  • 4.2 舗   装
  • 4.2.1 舗装の機能と種類
  • 4.2.2 アスファルト舗装の構造設計方法
  • 4.2.3 アスファルト混合物と配合設計
  • 4.2.4 特定箇所の舗装および特殊な機能や構造をもつ
  • アスファルト舗装
  • 4.2.5 セメントコンクリート舗装の構造設計
  • 4.2.6 セメントコンクリートの配合設計
  • 4.2.7 セメントコンクリート舗装の施工
  • 4.2.8 特殊なセメントコンクリート舗装
  • 4.2.9 歩行者系道路の舗装
  • 4.3 その他の構造物
  • 4.3.1 ボックスカルバート
  • 4.3.2 立体横断施設
  • 第5章 維持管理
  • 5.1 維持管理の基本
  • 5.1.1 維持管理の目的
  • 5.1.2 実施体制
  • 5.1.3 維持管理の計画
  • 5.1.4 清   掃
  • 5.1.5 雪寒対策
  • 5.2 のり面,擁壁の維持管理
  • 5.2.1 のり面の維持管理
  • 5.2.2 擁壁の維持管理
  • 5.2.3 地すべり・落石・崩落対策
  • 5.3 トンネル
  • 5.3.1 トンネル本体工
  • 5.3.2 トンネル付属施設
  • 5.4 舗   装
  • 5.4.1 舗装の維持修繕の基本
  • 5.4.2 舗装の破損と調査
  • 5.4.3 舗装の評価と維持修繕の計画策定
  • 5.4.4 アスファルト舗装の維持修繕
  • 5.4.5 コンクリート舗装の維持修繕
  • 5.4.6 橋面舗装などの維持修繕
  • 5.4.7 維持修繕のシステム化
  • 5.5 橋   梁
  • 5.5.1 橋梁の点検
  • 5.5.2 上部構造の維持補修
  • 5.5.3 下部構造の維持補修
  • 5.5.4 支承部の維持補修
  • 5.5.5 地震による道路橋の被害と耐震補強
  • 5.6 そ の 他
  • 5.6.1 排水施設の維持管理
  • 5.6.2 道路植栽の維持管理
  • 第6章 道路の運用と交通管理
  • 6.1 概   要
  • 6.2 交通安全対策
  • 6.2.1 交通事故の実態と傾向
  • 6.2.2 交通安全対策の基本的知識
  • 6.2.3 交通安全対策
  • 6.2.4 行政の施策
  • 6.2.5 交通バリアフリー
  • 6.3 交通渋滞対策
  • 6.3.1 交通渋滞の実態
  • 6.3.2 交通渋滞の原因
  • 6.3.3 交通渋滞対策
  • 6.4 道路交通情報
  • 6.4.1 道路交通情報の分類
  • 6.4.2 情報の収集,提供
  • 6.5 車両通行の禁止,許可
  • 6.5.1 通行の禁止または制限
  • 6.5.2 特殊車両通行許可
  • 6.6 道路防災
  • 第7章 多様な道路施策の展開
  • 7.1 道路行政の改革
  • 7.1.1 社会実験による施策の導入・推進
  • 7.1.2 パブリック・インボルブメント(PI)の推進
  • 7.1.3 道路事業・街路事業に係る総合評価手法の導入
  • 7.1.4 公共事業コスト縮減
  • 7.2 円滑な移動の支援
  • 7.2.1 マルチモーダルの推進および交通結節点改善事業
  • 7.2.2 高速道路の有効利用
  • 7.2.3 物流の効率化と貨物車交通マネジメント
  • 7.2.4 ITS(高度道路交通システム)
  • 7.2.5 路上工事の縮減対策
  • 7.3 安全で安心できる暮らしの確保
  • 7.3.1 あんしん歩行エリアなど安全・安心空間の整備
  • 7.3.2 駐 車 場
  • 7.3.3 自転車道などの整備
  • 7.4 地域再生・都市再生の支援
  • 7.4.1 新交通システム,都市モノレールおよび路面電車の整備
  • 7.4.2 道路と沿道地域との一体的整備
  • 7.4.3 道 の 駅
  • 7.4.4 中心市街地活性化の支援
  • 7.5 地域環境と美しい景観の保全と創出
  • 7.5.1 地球温暖化防止のための道路政策
  • 7.5.2 共同溝・情報BOX等の整備
  • 索 引

正誤表

現在、訂正情報はありません。

追加情報


現在、追加情報はありません。