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建築材料を学ぶ

その選択から施工まで

書籍情報

著者 谷川恭雄・他共著
ジャンル 建築
発行年月 2009年04月
ISBN ISBN978-4-8446-0740-3
価格 3,360円(本体価格 3,200円)

まえがき

いま自分の身の回りを見渡してみるだけでも,木材,鉄鋼,アルミニウム,プラスチック,ガラス,紙,繊維,ゴム,石など,各種の材料でつくられたさまざまな物品を見つけることができる。それらのほとんどすべての材料は,構造材料や内・外装材料として建築にも使用されている。つまり一つの建築物をつくるためには,現在さまざまな分野で使用されている多種多様な材料に関する広範囲な情報が必要となる。また,昨今ニューセラミックス,複合材料などの新材料が次々と開発されているが,これらの材料も建築と無関係ではない。建築には多岐にわたる性能が要求されるため,それらの要求に応じた性能を持つ材料は,多数の部材・部品で構成されている建築物のどこかの箇所には有効に適用できるからである。そのため,建築材料について学ぶべき事項は多く,新材料の開発にも常に目を向けておく必要がある。

各種材料の性質を十分に理解し,要求性能に合った材料を適切に選択し使用することが優れた建築物をつくるための出発点であり,建築を学ぶ学生にとって「建築材料学」は,きわめて重要な基礎的習得科目である。

本書は,建築学科学生のための建築材料に関する入門書として作成したものであり,建築物に使用される材料を,安全性を支える「構造材料」と機能性や意匠性を持たせる「非構造材料」に大別して,それぞれの基礎的事項についてわかりやすく説明するとともに,木造住宅と鉄筋コンクリート造事務所ビルにおける「材料の選択と施工の実例」を記載して,建築設計製図や建築士試験に際しても十分活用できるように配慮した。また,建築材料に関するトピックスを「テクニカルワンポイント」として随所に挿入するとともに,専門用語を各頁の右側に解説し理解の一助とした。

もくじ

  • 第1章 建築材料概論
  • 1.1 概説
  • 1.2 建築材料を学ぶ目的
  • 1.3 建築材料の分類
  • 1.3.1 素材別分類
  •   1.3.2 建築部位別および工事区分別分類
  •   1.3.3 性能および機能別分類
  •   1.3.4 生産分野別分類
  • 1.4 建築材料の性能と性質
  • 1.4.1 建築材料の性能
  •   1.4.2 材料の一般的性質
  • 1.5 建築材料の選択
  • 1.5.1 材料選択の現状
  •   1.5.2 設計行為と材料選択
  • 1.6 建築材料の生産と開発
  • 1.6.1 建築生産方式の変化
  •   1.6.2 建築材料の生産と流通
  •   1.6.3 建築材料の規格と規準
  • 演習問題
  • 第2章 構造材料
  • 2.1 概説
  • 2.2 コンクリート
  • 2.2.1 コンクリートとは
  •   2.2.2 コンクリートの種類
  •   2.2.3 コンクリートの構成材料
  •   2.2.4 コンクリートの調合および製造
  •   2.2.5 フレッシュコンクリート
  •   2.2.6 硬化コンクリート
  • 2.3 構造用コンクリート製品
  • 2.3.1 プレキャストコンクリート製品
  •   2.3.2 建築用コンクリートブロック
  • 2.4 鉄鋼
  •  2.4.1 製法と基本的性質
  • 2.4.2 鉄骨構造用鋼材
  • 2.4.3 鉄筋・PC鋼材
  • 2.5 木材および木質材料
  • 2.5.1 木材
  • 2.5.2 木質材料
  • 演習問題
  • 第3章 非構造材料
  • 3.1 概説
  • 3.2 金属系材料
  • 3.2.1 ステンレス鋼
  •   3.2.2 耐候性鋼
  •   3.2.3 アルミニウム合金
  •   3.2.4 銅・銅合金
  • 3.2.5 チタン合金
  • 3.2.6 亜鉛・すず・鉛
  • 3.2.7 金属の腐食・防食
  • 3.3 セラミック系材料
  • 3.3.1 ガラス
  •   3.3.2 陶磁器
  • 3.4 高分子系材料・塗料・接着剤
  • 3.4.1 高分子系材料の分類
  •   3.4.2 プラスチック
  •   3.4.3 アスファルト
  •   3.4.4 ゴム
  •   3.4.5 塗料
  •   3.4.6 接着剤
  •   3.4.7 シーリング材
  • 3.5 断熱・防火材料
  •   3.5.1 断熱材料
  •   3.5.2 防火材料
  • 3.6 吸音・遮音材料          
  • 3.6.1 音の速さ
  •   3.6.2 音の反射・吸収・透過
  •   3.6.3 吸音材料
  •   3.6.4 遮音材料
  •   3.6.5 床衝撃音
  • 3.7 屋根・防水材料
  • 3.7.1 屋根葺材料
  •   3.7.2 メンブレン防水
  •   3.7.3 ステンレスシート防水・チタンシート防水
  • 3.8 外装材料
  •   3.8.1 タイル類
  •   3.8.2 石材
  •   3.8.3 軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)
  •   3.8.4 仕上塗材
  •   3.8.5 金属板
  •   3.8.6 カーテンウォール
  •   3.8.7 ガラスブロック
  • 3.9 内装材料
  •   3.9.1 内装材料に要求される性能
  •   3.9.2 内装材の下地材料
  •   3.9.3 左官材料
  •   3.9.4 タイル・石材
  •   3.9.5 ボード類
  •   3.9.6 壁装材
  •   3.9.7 ビニール系床材
  •   3.9.8 合成樹脂塗り床材
  •   3.9.9 敷物(カーペット)
  •   3.9.10畳
  • 演習問題
  • 第4章 材料の選択と施工の実例
  • 4.1 概説
  • 4.2.1 一般事項
  •   4.2.2 土工事・基礎工事
  •   4.2.3 躯体工事
  •   4.2.4 屋根工事
  •   4.2.5 断熱工事
  •   4.2.6 造作工事
  •   4.2.7 左官工事およびタイル工事
  •   4.2.8 その他の内外装工事
  •   4.2.9 建具工事
  • 4.3 鉄筋コンクリート造事務所ビル      
  •   4.3.1 一般事項
  •   4.3.2 基礎地業工事
  •   4.3.3 躯体工事
  •   4.3.4 外部仕上工事
  •   4.3.5 内部仕上工事
  • 参考図書・文献資料リスト
  • 索引

正誤表

お詫び

p.217の図-4.2.2の図題の出典について下記に誤りがございました訂正しお詫びいたします。

「誤」図-4.2.2 軸組在来工法における各部位の名称(「図解」建築の構造と構法)

「正」図-4.2.2 軸組在来工法における各部位の名称(平成19年改訂木造住宅工事仕様書(解説付)  

追加情報


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